虫歯予防
「痛くないから大丈夫」と思っていませんか?
そうそう、とうなずいているあなた。
では少し、聞き方を変えて同じ質問をします。
あなたは、歯がなくなってもいいですか?
今度は、先ほどと違って「yes」とは言えないのではないでしょうか?
"痛い"は体が鳴らす警報です。

痛くなったり、異変を感じたりするころには、実は症状はかなり進行している可能性が高いのです。
そして、治療して治ったように見える歯も、実は削ったことによりどんどん弱くなっていくのです。
では、どの段階なら、弱くなっていく流れを止めることができたでしょうか?
そうです。答えは「痛くなる前」です。
そこで行動を起こすことが出来れば、その後の悪循環を避けることが出来るのです。
そして何より、痛い思いや大変な思いをして治療を受ける必要もなくなります。
ころんで傷ができても治ります。風邪をひいて熱が出ても数日で回復しますよね。
でもお口の中は治りません。自然治癒能力がないのです。
「今の状態から悪くならないようにすること」がいかに大切か、分かって頂けましたか?
やまむら歯科では当然虫歯の治療や歯槽膿漏の治療もしています。
しかし、治療(Cure)を頑張って終えられた方が今後また同じように悩まなくてもいいよう、予防(Care)をお手伝いする事が一番大事だと思っております。
どうですか?予防の扉を開けてみませんか?
むし歯の状態は4ランクに分けられます。
エナメル質のむし歯

歯の表面が黒くなっている程度です。
ほとんど自覚がないため放置してしまいがちですが、この時点で対処すればある程度進行を抑える事ができます。
大きさによっては治療しなくてよいものもあります。
白いつめ物でつめていくので、1回で終わります。
象牙質のむし歯

冷たい物や甘い物がしみるので、自覚症状があるはずです。
神経がおかされる前に治療をうける必要があります。
大きさによって治療内容が変わります。
白いつめ物でつめる場合は1回で終わりますが、金属のつめ物を作る場合は2回かかります。
神経まで進んだむし歯

絶えず激痛に悩まされるでしょう。
歯髄をとる治療になるので、長い期間をかけて治療する事になります。
前歯で1~2回、奥歯で3~4回かかります。
歯根までおかされたむし歯

歯冠はほとんどなく、歯根の先が化膿して、抜歯が必要になる事が多くあります。
神経の穴から細菌感染した場合、顔が腫れる事もあります。
むし歯予防には、何よりブラッシングが重要です!!
その他フッ素、キシリトールガム、シーラント(お子さん)などによるむし歯予防方法があります。