歯の豆知識

「歯周病」ってどんな病気かご存知ですか?

歯周病はむし歯と違って強い痛みなどがなく、気付かない間に進行しやすいお口の病気です。

当院を初めて受診される患者様に多く見受けられるのが、20代・30代までは「歯周病」なんて気にせず過ごしてきたものの、40歳を過ぎたあたりから歯がグラついたり歯茎が痩せたり・・・検査の結果、歯周病が進行していることが判明した、というケース。そんな患者様が多いのも、残念ながら事実なのです。

重度の歯周病の場合、たとえその歯がむし歯でなくても、歯を抜かなければならなくなることがあります。

今回のブログでは、そんな見えない病気「歯周病」のメカニズムについてご紹介させていただきます。


歯を支える「歯周組織」、健康ですか?


歯周病とは、歯周組織を破壊する疾患の総称です。
歯周組織とは、歯肉、セメント質、歯根膜、固有歯槽骨の4つの組織のことです。

歯周病は、主に3つ。

歯周病は大きく分けて、①歯肉炎、②歯周炎、③咬合性外傷の3つがあります。

① 歯肉炎とは、炎症が歯肉組織に限局し固有歯槽骨の吸収を伴わないもの。
② 歯周炎とは、歯肉、歯根膜、固有歯槽骨まで炎症が波及し、固有歯槽骨吸収が生じるもの。
③ 咬合性外傷とは、歯肉炎・歯周炎とは異なる疾患で、咬合力により引き起こされる歯周組織の外傷性変化である。中等度から重度歯周炎では、咬合性外傷を伴うことが多い。

ここでは、主に歯肉炎・歯周炎についてお話しをします。

歯肉炎・歯周病の症状、いくつ当てはまりますか?

① 歯肉の腫脹
② 歯肉からの出血
③ レントゲンにて骨の吸収の所見
④ 歯の動揺
⑤ 歯の病的移動
⑥ 口臭
⑦ 歯と歯肉の溝からの排膿 など 

ここにあげられている症状が必ず全て発症するわけではありません。

歯肉炎・歯周病を進行させる原因とは。

歯肉炎・歯周炎の原因因子は、歯と歯肉の溝に存在するプラーク(細菌のかたまり)であり、プラーク中の細菌と生体防御機能(免疫力のこと)とのアンバランスにより発症・進行します。また、リスクファクター(疾患の発症、進行を修飾する因子)として、細菌因子、宿主因子、環境因子があげられます。
細菌因子には、口腔内には、500種以上の細菌が存在し、その中でも歯周組織の破壊を引き起こす細菌が特定されている。
宿主因子には、生体の免疫機構が関係している。とくに、細菌感染に対する抵抗性を低下させる全身疾患(糖尿病、血液疾患など)は、歯周炎の進行を促進させる。
環境因子には、生活習慣の影響を大きく受ける。生活習慣のなかでも、喫煙、ストレス、不規則な生活、アンバランスな食事などは、歯周炎の進行に影響する、とりわけ、喫煙は歯周炎の進行を促進するだけでなく、歯周病治療の効果を下げ、また歯周病の再発を誘発する。

年に一度は定期検診をお勧めしています。

歯周病治療の原則は、原因の除去をすることです。まず、細菌に対しては、歯科医師・歯科衛生士によるクリーニングと患者さんの家庭でのブラッシングで取り除いていきます。また、環境因子対しては、生活習慣の改善を行い、歯周病の改善を行っていきます。

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